現代のライフスタイルについて、今は家から一歩も出なくてもなんでも手に入り、仕事も家で完結出来るものも増えてどんどん便利な世の中になっていきます。
しかし、便利にはなったのは良いものの今度は「健康面」で大きな問題も出てきます。
家から出なくても欲しいものが手に入ったり、家で一日中座りながらパソコンに向かって仕事をしたり、さらにはスマホで遊んでいればあっという間に一日を過ごせちゃいます。
そうするとどんな問題が起きるか?というと「運動不足」と「デジタルデバイスの使いすぎ」の二つです。
この二つが、知らず知らずのうちに人の健康を大きく蝕んでいくことはほぼ間違いのないことでしょう。
そして、こういった悪いストレスが積み重なると人間の脳みその機能はどんどん低下していき、人間らしい活動や思考がしづらくなっていきます。
スマホを1日の中で何時間もいじるのが日課の方で、イライラしやすかったり、なんだか調子が悪かったり、どんどん自分を悪い方向に考えてしまって不安や恐怖感に駆られる、という方は題名にもあるような「闘争か逃走か」という反応を脳みそが知らないうちにずっと出し続けているかもしれません。
闘争か逃走か
全ての脊椎動物が有するシステムとして、HPA系(視床下部・下垂体・副腎系)というものがあります。
これは、生存のためになくてはならないシステムです。
これがどんなシステムかというと、スピーチ発表の前などの緊張するような時に心臓バクバク状態の経験があると思うのですが、あれです。
ストレスを感じると、そのストレスに対抗するために視床下部から下垂体へ信号が送られ、副腎へコルチゾールというストレスコントロールのホルモンを分泌するように指示がだされます。
そうすると、コルチゾールがエネルギーをかき集め、心臓の拍動を早くします。
これが、「闘争か逃走か」反応になります。緊張するスピーチ前って逃げ出したくなるか、あるいは「よし!やったる」って燃えてきたりしますよね。
例えば、一人で歩いている時にライオンと遭遇したらどうでしょう??
選択肢としては、一目散に逃げるか、戦うか選ばなければなりませんね。これが、「闘争か逃走か」の最たる例です。
こういったときの反応としては心臓がバクバクし、筋肉に大量の血流が送られて逃げるか戦うかの準備をします。
これが「生存のためのシステム」というのは、私たちの先祖はこのシステムを本来はこういった生きるか死ぬかという窮地で出していたからです。
狩りにいくのもそうですし、動物から逃げたり、人間同士での争いなど常に生きるか死ぬかという状況だったためこのシステムが発動することで筋肉の血流を早くして猛ダッシュで逃げたり、立ち向かうことができたわけです。
一方現代では、生きるか死ぬかというレベルのストレスはほぼありませんね。
しかし、このシステム自体は残っているので心理社会的なストレスを受けるとこのシステムはもれなく発令されます。
先ほど言ったスピーチ前もそうですし、仕事の締め切り、インスタでいいねがつかない、ネットで叩かれる、支払いの期限、人間関係の悪化などなどで発動されます。
祖先のように、ライオンに出くわして一瞬のストレスレベルがめちゃ上がる、といったことはないものの、現代のストレスは長期間に渡り、慢性的なものが多いです。
そうすると、年がら年中「闘争か逃走か」反応が続いていることになってしまいます。
それが続いてしまうと、脳みそはの二択にエネルギーを注ぐためそれ以外のことを放棄してしまうようになってしまうようです。
要は、人間らしい活動ができないような脳みそになってしまうということとも言えるかもしれません。
脳みそからしてみると、「生存」が何よりの最優先事項なため
睡眠?後回し
消化?後回し
異性との時間?後回し
クリエイティブな活動?後回し
といった感じになってしまうわけです。
生きるか死ぬか、というピンチは現代にはほとんどないものの、小さいストレスがそこら中に散らばっているのが現代社会です。
特に「スマホ」は便利なものではありますが、SNSでの他人との比較や、ブルーライトの悪影響、小さい画面への長時間の集中など悪いストレスの元となる要因がたくさんあるため注意が必要です。
「スマホの使いすぎ」は「闘争か逃走か」という反応を引き起こす要因となり、慢性的な過緊張や、イライラ、逃げ出したくなるような不安や恐怖に駆られる要因の一つとなりうると私は考えています。
最後に
スマホは
・利用時間の制限
・SNSはパソコンのみ、交流したいコミュニティだけに限定
・ブルーライトメガネやNight shiftの利用
などで少しでもストレスを少なく活用するのが良いと思います!
プラスで適度な運動ができれば最高です!
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。